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1歳女児に肺移植成功 国内最年少 岡山大「機能は正常」

(2017年5月12日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

 広島県内の病院で10日に脳死判定された6歳未満の男児からの臓器提供を受け、岡山大病院は11日、肺高血圧症の女児(1つ)への肺移植手術を実施し、成功したと明らかにした。病院によると、生体間の肺移植を含め、国内最年少患者への肺移植。

 執刀した臓器移植医療センターの大藤剛宏(おおとうたかひろ)教授は記者会見し「移植した両肺とも機能は正常。100パーセント成功した」と語った。2カ月ほどで、退院できる状態になる見通しという。

 女児の父親は、病院を通じて「(男児の)両親には大変感謝しています。いただいた肺は娘と一緒に生きていってくれると思います」とのコメントを出した。

 病院によると、肺高血圧症は、肺の血管が細くなり、心臓から肺に送る血液の圧が高くなる。こうした状態が続くと心臓に負担がかかり、機能が低下して心不全になる。

 女児は生まれて間もなく呼吸状態が悪化し、九州大病院の集中治療室に入った。肺高血圧症が疑われ、薬物療法や人工呼吸器を用いたが改善せず、2月に日本臓器移植ネットワークに登録して待機し、移植手術が決まった後、岡山大病院に転院した。

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