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クンクン がん発見 検診に ほぼ100%探知犬 山形・金山町

(2017年5月14日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

 山形県金山町で、人の尿などのにおいをかぎ分け、がんを発見する能力を持つとされる「がん探知犬」による検診が始まった。金山町を含む最上地域は、女性の胃がん死亡率が全国ワースト。鈴木洋町長が改善策を探していたところ、がん探知犬について知り、導入に踏み切った。町によると、自治体が探知犬による検診を導入するのは全国初。

 対象は40歳以上の町民1000人。12日に町の健康診断の受診者のうち同意した人から尿を採取。近く日本医科大千葉北総病院(千葉県印西市)に送る。がん患者の呼気をあらかじめかいだ探知犬に尿をかがせ、共通するにおいがあるか調べる。

 同病院でがんを研究する宮下正夫副院長は「探知犬によるがんの判別率はほぼ100%で、早期がんでも分かる。治療可能な患者が見つかれば」と期待する。

 探知犬を育成・訓練する「セントシュガージャパン」(千葉県館山市)によると、探知犬によるがんの判別能力を応用して、におい物質を特定する研究も進められている。同社の佐藤悠二社長は「将来的にはセンサーを作り、犬を活用しなくても検査できるようになれば」と話している。

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