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ダビンチで心臓手術成功 名古屋徳洲会総合病院が東海初

(2017年5月15日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する
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 春日井市の名古屋徳洲会総合病院は、内視鏡手術の支援ロボット「ダビンチ」を使用した心臓手術に成功した。同病院によると、ダビンチは前立腺がんなどの治療に使われることが多いが、難易度の高い心臓手術で利用されたのは東海4県で初めてという。

 手術は4月30日に行った。心臓の弁が機能せず血液が逆流してしまう「僧帽弁閉鎖不全症」の60代男性患者に対し、心臓血管外科部長の大橋壮樹医師(56)が執刀した。

 ダビンチは、視野を10倍に拡大できる3D内視鏡を備えたロボットアームを患者の体内に挿入し、遠隔操作する。大きく体を切開する必要がないことから、患者への負担は少ない。

 大橋医師は、約5時間に及ぶ手術で血液が逆流しないよう弁を縫い合わせた。男性患者の経過は順調という。

 同病院は2011年10月にダビンチを導入。泌尿器科の前立腺がん手術など、4月末までに317件で使用した。今後は、他の心臓手術での利用も検討する。

 大橋医師はダビンチの利点について「より正確な手術が可能になり、さらに今後は手術時間を短くしていける」と話した。(浅野有紀)

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