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〈こちら消費者相談室〉 熱中症予防

(2017年5月18日) 【北陸中日新聞】【朝刊】【石川】 この記事を印刷する

こまめに水・塩分補給

熱中症予防

 【質 問】

 毎年この時期に小学校の運動会があるのですが、近年は5月でも気温の高い日があり、昨年も応援に来ていた家族が熱中症で倒れて救急車で病院に運ばれていました。熱中症予防のため、どんなことに気を付けたらよいでしょうか。

 【回 答】

 熱中症とは、温度や湿度が高いことで、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、体のだるさやひどいときにはけいれんや意識の異常など、さまざまな障害を起こす状態を指します。

 消防庁によると、2016年5月から9月までに全国で約5万人(うち5月は約3千人)、石川県では498人(うち5月は45人)が熱中症で救急搬送されています。

 これから暑くなる季節に向かって、家の中でじっとしていても、室内の温度や湿度が高いために体から熱が逃げにくく、熱中症になる場合があります。特に高齢者は暑さを自覚しにくく、また子供は体温調節機能が未熟なため、注意が必要です。

 次の点に気を付けて、熱中症を予防しましょう。

 (1)室内では、エアコンや扇風機で室内の温度や湿度を調節する

 (2)屋外では、日傘や帽子を着用し、日陰を利用したり、適度に休憩をとる

 (3)通気性の良い、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する

 (4)のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分を補給する

 熱中症を疑う症状が出たら、すぐに次のような処置を取りましょう。

 ▽涼しい場所へ移動する

 ▽衣類をゆるめ、首の周り、脇の下、脚の付け根などを冷やす

 ▽水分・塩分、経口補水液を補給する

 熱中症は重症化すると生命へ危険が及びます。自力で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。

 正しい知識を身に付けて熱中症による健康被害を防ぎましょう。

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