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病院予算案また否決

(2017年5月18日) 【中日新聞】【朝刊】【滋賀】 この記事を印刷する

野洲市議会 市は6月再提案へ

 野洲市議会は17日の臨時会で、市が再提案した野洲市民病院関連予算案3件を、可否同数による議長裁決で否決した。市の提案は、3月議会で否決された予算案とほぼ同じ内容。市は、病院事業に関連した国からの交付金により、経費負担が軽減される点を挙げ理解を求めたが、議会は再び「ノー」と判断した。

 予算案は、JR野洲駅南口前の市有地に開設を目指す病院整備事業の実施設計業務委託費や用地取得費などを盛り込んだ12億6千万円。このうち、実施設計業務委託費の半額分は国の交付金5200万円を充てていた。

 本会議では、賛成討論に5人、反対討論に3人が立った。賛成議員は「駅前だからこそ5万人の人口で病院が成り立つ。急速に変化する高齢化社会ではアクセスの便利な場所が常識だ」と主張。反対議員は「基本設計の違和感や膨らむ病院事業予算など、納得できないまま賛成はできない」「3月に議会がノーと意思表示した同様の予算を、再度提案しようとする真意を測りかねる」などと述べた。

 採決の結果、関連予算案3件いずれも、議長を除く議員18人が賛成、反対9の同数になり、坂口哲哉議長の裁決で否決した。

 山仲善彰市長は閉会あいさつで「言葉を失い、足元がすくむ感じです」と述べ、議会後の取材に「3月の方針は堅持する」とした。6月定例会に再度関連予算案を提案し、否決の場合は、駅前での市民病院建設計画の是非を問う住民投票を実施する方針を改めて示した。(前嶋英則)

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