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病児の送迎 始めました 千葉・船橋 保護者に代わり対応

(2017年5月30日) 【中日新聞】【夕刊】【その他】 この記事を印刷する
病児の送迎サービスのイメージ

 千葉県船橋市は、保育所などで急に体調を崩した子どもを病児保育施設の看護師が保護者に代わって迎えに行き、施設で一時的に預かるサービスを始めた。船橋市では都心で働き、職場からすぐには駆け付けられない保護者が多いという。担当者は「保護者の迎えが原則だが、いざというときに備え親が安心できる保育環境を整備したい」としている。

 船橋市によると、市内の生後57日目以降の未就学児が対象。利用を希望する保護者は、子どものアレルギーの有無や既往歴を施設に事前登録する必要がある。代理で迎えに行った看護師は、医療機関で診察を受けさせた後、市内にある民間施設「病児保育室わかば」で預かる。

 病児保育料と診察料は自己負担だが、看護師が送迎に使うタクシー代は無料。市は本年度、2016年度に始まった国と県の補助金を使って送迎のための費用に約900万円を計上した。4月以降40人以上が事前登録を済ませたといい、市は「実施状況を見て対応施設を増やすことも検討したい」としている。

 保護者の負担額は異なるが、東京都板橋区では同様の送迎サービスを09年から区独自で実施。複数回利用した保護者もおり好評という。訪問型の病児保育に取り組む認定NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹さんは「病児保育の施設は数が限られており、送迎によって施設を広域で使えるようになる点は評価できる。ニーズはあるので、利用を促す工夫も必要だ」と指摘している。

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