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アートする力で 認知症を予防 見て、触れて…右脳を刺激

(2017年6月1日) 【北陸中日新聞】【朝刊】【富山】 この記事を印刷する
画像想像力も働かせてリンゴの絵を描く参加者=砺波市宮森で

 お年寄りのアートする力を引き出し、認知症の予防や症状改善につなげる臨床美術の講座が31日、砺波市の認知症カフェで始まった。お年寄りと家族、臨床美術に関心のある人ら8人が五感をフル動員してクレヨンでリンゴの絵を描いた。(山森保)

 初回は同市宮森の「みやの森カフェ」で開かれ、臨床美術士二人が指導にあたった。

 「リンゴの量感画」というプログラムで、本物のリンゴをモデルに、見た目だけではなく、触ったり、香りをかいだり、食べてみる。さらに、その生い立ちも想像し、上手下手に関係なく描いてもらう。右脳が刺激され、心の開放につながるという。

 削った割り箸や指で色を塗り重ねるなど、それぞれ自分なりの絵を仕上げた。市担当者によると、作品を見せ合うなど自然と笑みをもらすお年寄りの姿が見られるという。

 同市は23日に認知症カフェ「庄川つわぶき」を庄川農村環境改善センター(庄川町青島)に、7月28日に同「麦秋苑」を市福祉センター麦秋苑(三郎丸)に新設し、カフェを市内5カ所に増やす。臨床美術講座はいずれかで月1、2回開く。

 9月からは音楽療法の日も設け、講師派遣日に参加してもらう。(問)同市地域包括支援センター(市代表)0763(33)1111

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