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「鼠径部ヘルニア」専門外来 いなべ総合病院に新設

(2017年6月7日) 【中日新聞】【朝刊】【三重】 この記事を印刷する

腹腔鏡手術 従来より傷口小さく

画像鼠径部ヘルニアの外来を担当する友田外科部長=いなべ市北勢町阿下喜の三重北医療センターいなべ総合病院で

 足の付け根にできる「鼠径(そけい)部ヘルニア」の専門外来が6日、いなべ市北勢町阿下喜の「三重北医療センターいなべ総合病院」に新設された。内視鏡を使った腹腔鏡(ふくくうきょう)手術が受けられる。友田佳介外科部長(44)は「従来の手術より傷口が小さく、入院も短期になる」と利点を説明する。(大西里奈)

 友田部長によると、鼠径部ヘルニアは筋肉の緩みが原因で、腹膜や腸の一部が皮膚の下に袋状に出てくる病気。患者は50代以上の男性が多く、同院では年に50件ほどの手術をしている。

 腹腔鏡手術は腹部3カ所に直径1〜2.5センチの穴を開ける。うち1カ所から内視鏡、2カ所から施術する棒状の器具を入れ、内視鏡からの映像をモニター画面で確認しながら、緩んだ患部をふさぐ。手術は全身麻酔で約1時間半、入院日数は2泊3日を予定する。

 従来はメスで鼠径部を5、6センチ切り開いて手術していた。部分麻酔で1時間ほどで処置できるが、少なくとも3泊4日の入院が必要だった。

 友田部長が2015年に日本内視鏡外科学会の技術認定を取得したため、外来を新設した。「鼠径部に違和感を感じたら気軽に来てほしい」と話す。受け付けは火、水曜の午前9〜11時半。部長を含む医師2人が対応する。

 病院は1953年に開院され、JA三重厚生連(津市)が運営する。内科、消化器内科、皮膚科など22科あり、医師29人、看護師168人が勤務する。病床は220床。(問)いなべ総合病院=0594(72)2000

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