つなごう医療 中日メディカルサイト

医療通訳派遣を試行

(2017年6月7日) 【中日新聞】【朝刊】【長野】 この記事を印刷する

中・英・ポルトガル語 飯田市が県内初

 飯田市と飯田国際交流推進協会は本年度、医療通訳派遣事業を試行する。県内初の試みで、2015年度から県と医療通訳のあり方を研究していた。順調に運用されれば、18年度から本格実施する。(石川才子)

 市の人口約10万3500人のうち、外国人は約2100人で、およそ2%。医療通訳に関しては、市立病院に中国語に関して常駐するのみで、患者は付添人や自動音声翻訳アプリを活用しており、支援が長年の課題だった。

 県による多文化共生の取り組みで、医療分野で手助けする必要性が指摘され、15、16年度に検討委が事業内容を模索。派遣型とすることになり、中国語、英語、ポルトガル語について、医療通訳者が養成された。

 事業では、手術や入転退院の複雑な説明など、通訳者が必要と考えた時に、医療機関が同協会に依頼する。通訳費は1回につき、患者が500円、市が2500円を負担。派遣に関する調整は、協会事務局で担当する。

 市内の外国人人口は微増傾向。現在は3言語で9割弱をカバーするが、多国籍化する可能性もあり、通訳言語の充実も課題。協会事務局は「言葉が原因で医療に困らないよう、最低限の仕組みを作りたい」としている。

 (問)飯田市男女共同参画課内の飯田国際交流推進協会事務局=0265(22)4560

中日新聞広告局 病医院・薬局の求人