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精神疾患 理解深まれ 作業療法士 佐々木さん ラッパーとしてCD発表

(2017年6月8日) 【中日新聞】【朝刊】【滋賀】 この記事を印刷する
画像自主制作したCDを手にする佐々木さん=豊郷町の豊郷病院で

 ラッパーとして県内外で活動する作業療法士の佐々木慎さん(28)=彦根市長曽根南町=が、自主制作したCD「LAKESIDE B(レイクサイド・ビー)」を発表した。勤務する精神科病棟での経験や患者への思いを込めた曲を収録。「症状を持つ人への理解が深まるきっかけになれば」と話す。(山村俊輔)

 佐々木さんは3年ほど前、豊郷町の豊郷病院に就職。統合失調症やうつの患者が日々の暮らしで生じるストレスを和らげるリハビリテーションに取り組んでいる。料理や散歩、折り紙などの作業を共にしているという。

彦根 日々のリハビリ 思い歌う

 休日は、もう一つの顔である「慎・ザ・スピリット」として、ライブ活動をしている。関西を中心に、東京や九州でもステージに上がる。CDの制作は、作業療法士として働き始めて3年の集大成という。

 CDには、自身で作詞作曲した9曲を収録している。このうち「僕にできること〜作業療法士として〜」は、日々の仕事をしている中での自分の思いを表現した。病気に対する世間の理解のなさや、症状と向き合う患者に向けた「声にならない声を聞き分けたい どうにか思いをくみ取りたい」「体じゃなく、心に手を差し伸べていたいから」といった思いを歌い上げている。

 曲の一部は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で聴くことができる。各地の同業者や患者から、応援や励ましのメッセージも届いているという。

 今後の目標は、患者側の気持ちを歌詞で表現すること。佐々木さんは「簡単なことではないが、作業療法士としても、ラッパーとして気持ちを表現したい」と意気込む。

 CDは1枚500円。問い合わせは、佐々木さんのメールアドレス=077shin1988@gmail.com=まで。

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