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要対策 食中毒と熱中症 梅雨が招く二つの危険

(2017年6月13日) 【中日新聞】【朝刊】【三重】 この記事を印刷する

県など 食材も体もしっかり冷やして

画像食中毒に注意を促すために県の食品安全課が作ったパンフレット=津市広明町の県庁で

 県内もこれから梅雨本番を迎える。じめじめと蒸し暑いこの季節に、気を付けなくてはいけないのが、食中毒と熱中症だ。気温がさほど高くなくても細菌が繁殖しやすく、脱水症状になりやすいのがこの季節の特徴でもある。県内の発生の傾向と対策をまとめた。(生津千里)

 「屋外でバーベキューの機会も増える季節ですが、食中毒のリスクも高まります」。県食品安全課の職員は、啓発パンフレットを手に注意を促す。

 同課によると、食中毒は例年、全国的に5月ごろから梅雨の時期にかけて増えはじめ、県内では年間で10件ほど発生している。食中毒の原因となる細菌は、気温が20度付近から活発に増え始める。

 梅雨時は湿度も上がるため、より細菌が繁殖しやすく、注意が必要だ。この時期に肉や魚などを購入する場合は、できるだけ新鮮なものを選び、すぐに冷蔵庫で保存することが肝心だ。

 調理に使った包丁やまな板は、使用後にすぐに洗うことで菌の繁殖を防ぐことができる。冷蔵庫の保冷能力を保つために、食品を庫内に詰めこまない方がよいという。津保健所によると、食中毒は細菌だけでなく、カビが原因で起こることもあり、除湿器を使うことも予防に役立つ。

 もう一つの梅雨時の大敵は熱中症。県消防・保安課によれば、昨年6月の1カ月間に、県内では50人が熱中症の疑いで救急搬送されている。湿度の高さに加え、まだ厳しい暑さに体が慣れていないため、症状が出やすい。雨で自宅の窓を閉め切って室温が上がり、熱中症になるケースもあるという。

 対策には、ためらわずにエアコンや扇風機を使い、体を冷やすことが有効だ。同課によると、水分を素早く吸収できるスポーツ飲料を飲むことも、脱水症状の防止には役立つ。

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