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前立腺がん診断「先進施設」 名市大病院、中部初の承認

(2017年6月16日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する

 名古屋市立大病院(名古屋市瑞穂区)は、前立腺がんの正確な診断ができる先進医療の実施施設として、東海北陸厚生局の承認を受けた。全国4カ所目で中部地方では初めて。

 組織の一部を採って顕微鏡で前立腺がんの有無を調べる検査に最新機器の「バイオジェットシステム」を導入した。血液や磁気共鳴画像装置(MRI)検査でがんが疑われた場合、これまでは超音波検査で前立腺を見ながら、まんべんなく10カ所ほどの組織を針で採取していた。初期の小さながんは確認できない場合もあった。

 最新機器では、がんらしき場所をとらえたMRI画像を取り込んで、検査中の超音波画像と重ね、疑わしい場所を狙い撃ちして追加採取でき、より微小ながんの発見や詳しい場所の特定につなげる。

 名市大病院は、手術支援ロボットによる前立腺がん手術を年間100件以上手掛ける中部地方有数の施設で、診断の精度を上げるため導入した。泌尿器科の安井孝周教授は「早期に見つければ手術や放射線治療で根治できる」と話す。

 6月1日に承認され、7月中旬から実施予定。先進医療のため約10万円の患者負担がある。(小椋由紀子)

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