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〈中日病院だより〉(60) 緑内障(眼科) 眼圧高まり、視神経に障害

(2017年6月27日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する
画像目の表面に空気を当てて眼圧を検査する機械=名古屋市中区の中日病院で

 緑内障は、何らかの原因で視神経に障害が起き、見える範囲(視野)が狭くなる病気です。日本では大規模な調査で、40歳以上では20人に1人の割合で緑内障の患者さんがいることが分かりました。

 病気の原因の一つが眼圧の上昇です。目の中では血液の代わりに栄養などを運ぶ「房水」という液体が作られ、排出されています。その出入りのバランスが悪くなることで眼圧が高まり、視神経が傷んでしまうのです。

 初期は、視野が欠けていても自覚症状はほとんどありません。緑内障は進行すると、日常生活にも支障を来し、失明に至る場合もあります。

 視野が欠けた部分は戻ることはありませんが、目薬で眼圧をコントロールすることで進行を抑えます。点眼治療でも進行が止まらない場合は、レーザー治療や手術も選択肢となります。緑内障は失明を予防するためにも早期に発見し、早期に治療することが大切です。人間ドックで見つかることが多いため、定期的な検診をおすすめします。(小林加寿子眼科副部長・談)

 中日病院 名古屋市中区丸の内3の12の3。(問)中日病院=052(961)2491

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