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〈中日病院だより〉(61) 流行性角結膜炎(眼科) 感染防止、出勤や登校停止

(2017年7月4日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する
画像ウイルスの有無を診断するキット=名古屋市中区の中日病院で

 流行性角結膜炎は、アデノウイルスによって起きる感染症で、感染力が強く、昔から「はやり目」と呼ばれています。

 潜伏期間は約1週間〜10日で、目の充血や、痛みなどの症状が出ます。最初は片目になり、その後、反対の目にも症状が出ることがあります。キットでウイルスの有無を調べるなどして診断し、感染力がなくなるまで、会社や学校への出勤・登校は停止となります。

 ウイルスに対する特効薬はありませんが、細菌による二次感染を抑える抗菌剤や、炎症を抑える目薬を2週間ほど投与する対症療法をとることになります。2週間前後で症状が改善することがほとんどですが、まれに炎症が強い場合は黒目の表面ににごりが残ることがあります。

 夏に流行することが多いので、これからの季節は注意が必要です。目をこすったり触ったりした手でいろいろな場所を触ると、家族や学校内で感染が広がることもあります。予防には手洗いをしてください。もし家族で感染者が出たら、タオルを分けたり、感染者はお風呂を最後に入るなどの対策が必要です。(小林加寿子眼科副部長・談)

 中日病院 名古屋市中区丸の内3の12の3。(問)中日病院=052(961)2491

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