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県立病院に先端医学棟 人工内耳やゲノム研究 9月利用開始

(2017年7月6日) 【中日新聞】【朝刊】【静岡】 この記事を印刷する
新設された先端医学棟(左側)=静岡県提供新設された先端医学棟(左側)=静岡県提供

 県立総合病院(静岡市葵区)の先端医学棟の工事が終わり、12日に竣工(しゅんこう)式が開かれる。手術室が12室から22室に増えるほか、術後の高度な集中治療室(HCU)や先進的な人工内耳の研究センターなどが設置される。利用は9月1日から。

 先端医学棟は2015年12月に着工し、150億円をかけて整備。敷地面積は4071平方メートルで、地上5階建て。3、4階に22の手術室があり、血管造影装置や磁気共鳴画像装置(MRI)、ロボット支援手術用の設備を導入する。

 5階には県内医療関係者の臨床研究を支援する「リサーチサポートセンター」を設置し、ゲノム(全遺伝情報)研究や腎臓、血圧などに関する研究を行う。新生児の時点で難聴が分かった場合、早期に人工内耳を装用させて言語獲得を支援する「きこえとことばのセンター」も全国で6番目に設置する。

 5日に県庁で会見した病院の宮城島好史副理事長は「最先端の機器を導入し、高度専門化を図ったことは県民にとって福音であるだけでなく、優秀な若い医療者を県内に呼び寄せる求心力となる」と期待した。 (垣見窓佳)

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