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動いて食べて認知症防ごう 県 「4本柱」普及へ研修会

(2017年7月6日) 【中日新聞】【朝刊】【福井】 この記事を印刷する
ふく福ハッピー体操に挑戦する参加者たち=坂井市の高椋コミュニティセンターでふく福ハッピー体操に挑戦する参加者たち=坂井市の高椋コミュニティセンターで

 福井県が3月に独自に作成した「ふくい認知症予防メニュー」の普及員を育成する研修会が5日、始まった。ソバや越のルビーなど地元産の食材を取り入れたバランスの良い食習慣、福井国体のダンスソングに合わせた体操に、歯と口の健康対策、頭の体操の4本柱。来年度までに2万人の普及を掲げ、効果的な治療法が確立していない認知症の防波堤にする考えだ。(北原愛)

 研修会は介護事業や配食サービスの従事者らが対象。初回は坂井市丸岡町西里丸岡の高椋コミュニティセンターであり、坂井、あわら両市の39人が参加した。

 講義では、理学療法士や管理栄養士が「ダンスは2つのことを同時に行う『ながら動作』で構成され、認知機能向上に効果的」「塩分を控えたバランスの良い食事と適度な運動が重要」などと説明した。

 実技では「ふく福ハッピー体操」に挑戦。「足踏みしながら頭の上で手拍子」「右手を上げ、左手を上げ、体を左右に倒す」などの動作を確認し、軽快な曲調に合わせて踊った。

 眼鏡やカニのポーズも決め、終わってみれば汗ばむほど。坂井市で高齢者のサロンを開く八十川悦子さん(67)は「明るく楽しい曲だけど、少しテンポが速いかも」と話した。

 県長寿福祉課によると、県内では2016年4月現在、要介護認定者の69.1%に当たる2万8千人が認知症と診断され、近年は年間1000人ペースで増えている。認知症予備軍とされる軽度認知障害(MCI)段階での早期発見と予防対策による回復が重要。県は15年度から福井大医学部や県栄養士会、県医師会などと検討を重ねてきた。研修会は、13日の県福井健康福祉センター(福井市)など各所で開かれる。

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