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〈中日病院だより〉(62) 飛蚊症(眼科) 硝子体にごり、網膜に影

(2017年7月11日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する
飛蚊症の仕組み

 明るいところや空を見つめると、目の前に糸くずや虫のような浮遊物が飛んでいて、視線を動かしてもついてくるように見えることがあります。この症状が飛蚊(ひぶん)症です。

 40〜50代で増えますが、ほとんどは加齢などが原因の生理的飛蚊症で病気ではありません。

 眼球の大部分は、硝子体というゼリー状の透明な物質が詰まっています。この硝子体の中に、にごりが生じると、影が網膜に映り、眼球の動きとともに揺れ動いて、浮遊物が飛んでいるように見えるのです。

 にごりは生まれつきの人もいますし、加齢などで硝子体が縮んで起きる場合もあります。にごりがあっても自覚症状がないこともあり、生理的な場合は様子を見ます。

 しかし、まれに網膜の病気で飛蚊症が起きることがあります。網膜に穴があいたり、はがれたりして、失明につながるため、レーザーや手術での治療が必要です。飛蚊症が急に出た方は眼科で眼底検査を受けるといいでしょう。(小林加寿子眼科副部長・談)

 中日病院 名古屋市中区丸の内3の12の3。(問)中日病院=052(961)2491

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