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ピロリ菌除菌の薬で副作用

紙上診察室

(2017年7月25日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

Q ピロリ菌除菌の薬で副作用

ピロリ菌が見つかり除菌の薬を服用したところ、脚に発疹が出ました。ペニシリンアレルギーだそうです。治療が中止になり、先が不安です。梅がいいと聞きましたが食事療法は効果がありますか。(男性・68歳)

A 別の薬や定期的な検査

ピロリ菌の詳しい感染経路ははっきりしませんが、幼少期に口から感染するとみられ、胃にすみ続けることで粘膜に炎症をきたし、胃潰瘍や胃がんを引き起こします。除菌すると炎症が鎮まり胃がんなどの発生を抑制できます。除菌治療は、胃酸の分泌を抑える薬と2種類の抗菌薬(抗生剤)で1週間行います。1回目で除菌できなければ抗菌薬1種類を変更して2回目の治療をします。この2回で9割以上が除菌に成功します。

 副作用には下痢、味覚異常、発疹、アナフィラキシーなどの過敏症や肝障害、腎障害があります。質問者はペニシリン系の抗菌薬で薬疹が出たとのこと。この薬は除菌の基本となる薬で2回目も用いるため通常の除菌治療はできません。一方、専門施設ではペニシリン系抗菌薬以外の薬による除菌治療も行っています。自費診療となるので専門医とよく相談してください。

 どうしても除菌治療ができない場合は定期的に胃カメラ検査を受けることをお勧めします。胃がんを早期に発見すれば内視鏡で切除することも可能です。

 ピロリ菌に有効とされる食材はありますが、菌の繁殖を抑えたり、おとなしくさせたりする程度の作用と考えられます。ただ、菌をおとなしくさせることで胃の炎症を抑制する可能性がありますので、日常生活の中でバランスよく試されてもいいでしょう。(愛知医科大内科学講座消化管内科教授・春日井邦夫氏)

画像春日井邦夫氏
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