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胃腸を整え、夏ばて予防

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(2017年7月25日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

 猛暑が続くと、冷たいものを求めてしまいますが、ビールやアイスクリームを取り過ぎると、逆に夏ばてになるかもしれません。

 東洋医学の視点では、高温多湿の日本の夏では、体の中に入り込む外気の湿気(湿(しつ))や体内にこもる熱を取ることで、だるさやむくみを防ぎ、胃腸を健康に保つことができると考えます。しっかり休息を取ることも大切です。

 夏ばて予防の代表的な食べ物は、ウナギですね。良質なタンパク質やカルシウム、疲労回復に役立つビタミンB1などが、たっぷり含まれています。

 中国の医食同源の考え方から生まれた薬膳では、トマトやキュウリ、スイカなど、旬の野菜や果物がお薦めです。特にゴーヤーなど、苦みがあるものは熱を排出する働きが強いです。また、酢の物や梅干しは汗の出過ぎを抑え、胃腸の調子を整え、食欲を増進させます。西洋医学の視点から付け加えるとすれば、汗と一緒に失われがちな水分やビタミン、ミネラルを取ることです。

 また、睡眠を十分に取り、眠る時は冷房をなるべく控えましょう。冷房を使い続けると、室内では冷えて乾燥し、外は高温多湿という複雑な環境に対応しなければならず、体が疲れやすくなります。エアコンで体が強く冷える方は、常温や温かいものを飲食しましょう。(産婦人科医 伊藤加奈子)

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