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長野・小諸のそば店で食中毒

(2017年7月26日) 【中日新聞】【朝刊】【長野】 この記事を印刷する

A型肝炎 従業員から感染か

 県は25日、小諸市のそば店「信濃国(しなののくに)小諸蕎麦(そば)本舗 草笛」で6月3日に食事をした客3人がA型肝炎を発症したと発表した。県はA型肝炎ウイルスによる食中毒と断定し、25日から3日間、店を営業停止にした。飲食店などでA型肝炎ウイルスの食中毒が発生したのは県内で初めて。

 そば店は、観光名所の懐古園に隣接する人気店。県によると、患者は小諸、岡谷市などの男女3人で、それぞれ別のグループで店を訪れ、ざるそばや盛りそばを食べた。約1カ月後の今月4日から発熱や吐き気などを訴えて入院し、A型肝炎と診断された。30代と40代の女性はそれぞれ退院し、60代の男性1人が入院中だが快方に向かっている。

 店では、調理や盛り付けを担当する男性従業員が6月3日に体調を崩し、検査でA型肝炎と判明した。男性を介してウイルスが広がったとみられる。

 A型肝炎ウイルスは生の二枚貝や海外の衛生状態の悪い地域で生水を飲むなどして感染し、手洗いの不徹底などで別の人へ感染することもある。平均で4週間の潜伏期間後、急に発症するのが特徴で、高齢者は重症化しやすい。県内では年に数人がA型肝炎を発症している。

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