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がん闘病の親 負担軽く

(2017年8月1日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する

NPO法人「ふくりび」 夏休み児童セミナー開催

画像親が闘病中の子ども向けセミナー「なつスタ」をPRする岩岡さん=千種区のアピアランスサポートセンターあいちで

 医療用ウイッグ(かつら)に関する相談などでがん患者を支援している日進市のNPO法人が、親ががんで闘病している小学生向けの無料セミナー「なつスタ」を夏休み中の3日間、千種区鹿子殿の「アピアランス(外見)サポートセンターあいち」で開く。子どもの居場所をつくり、親の負担を少しでも減らそうというこれまでにない取り組みだ。(森若奈)

 セミナーを開くのは、高齢者や障害者らへの理美容を広めている全国福祉理美容師養成協会(通称・ふくりび)。事務局長の岩岡ひとみさん(38)=日進市=は「夏休みは学校が休みで親も大変。短い時間でも子どもを預かってあげたい」と話す。

 団体は高齢者施設への訪問美容サービスで20年以上の実績があり、2007年に法人化した。がん患者向けのウィッグを身近な理美容サロンで安価に購入できる仕組みづくりも進め、現在は全国の約100カ所のサロンが協力している。

 県がんセンター(千種区鹿子殿)の近くにふくりびが開いた「アピアランスサポートセンターあいち」では、ウイッグや人工乳房の紹介、メークの助言をしている。岩岡さんは「活動の中で、子育て中のがん患者への支援が少ないことに気付いた」と言う。

 利用者には子どもが小中学生の40代前後の女性が多く、抗がん剤の投与を受けながら家事育児に奮闘する人もいる。「少しでも力になりたい」と、岩岡さんが非常勤講師として指導する愛知学院大の学生と一緒に、セミナーを企画した。

 当日は学生6人と看護師1人が付き添い、アピアランスセンターを中心に近くの公園でスポーツや虫捕りをする予定。夏休みの宿題に取り組む時間もある。

 岩岡さんは「今後は冬休み、春休みも定期的に開いて、親子への支援のモデルにしていきたい」と意気込む。

 開催は2、10、23日の午前10時〜午後4時。昼食も無料で提供する。2日に参加希望の場合は電話で、10、23日の参加希望者は8日までにファクスで申し込む。(問)ふくりび=052(801)5203(ファクス兼)

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