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指に光当て 血糖値測定 量子科技研が開発

(2017年8月19日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する
画像新たに開発された血糖値測定器の試作品=量子科学技術研究開発機構提供

 指に光を当てるだけで血糖値を測定できる技術を開発したと、量子科学技術研究開発機構のチームが18日発表した。糖尿病の患者が針を刺す採血の痛みを感じることなく、手軽に血糖値を調べる測定器の実現につながるという。国から医療機器の承認を受ける必要があり、5年後の一般向け販売を目指している。

 同機構関西光科学研究所(京都府)の山川考一さんによると、現在は指に小さな針を刺してわずかな血を採り、小型センサーで血糖値を測る測定器が主流。感染症の危険もあるほか、使い捨て針の交換などで年間約20万円かかる。このため患者の負担が軽く、簡単に測る方法が望まれている。

 チームは血液中の糖「グルコース」だけを捉える光の発生装置を小型化して応用。電源部分を除く試作品は縦15センチ、横10センチ、高さ5センチ。光を発するくぼみに指を置くと計測できる。

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