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米食品医薬品局 新型がん免疫療法承認 子どもの白血病対象

(2017年8月31日) 【中日新聞】【夕刊】【その他】 この記事を印刷する
新型がん免疫細胞療法の仕組み

 【ワシントン=共同】米食品医薬品局(FDA)は30日、製薬大手ノバルティスが開発した、治療が難しい子どもの白血病患者に対する新型のがん免疫細胞療法を承認したと発表した。

 患者の免疫細胞に遺伝子操作を加え、がんへの攻撃力を増強する治療法で、効果の高さが注目されていた。広く実施が認められたものとしては、米国初の遺伝子治療となる。

 治療は小児や若者の急性リンパ性白血病の患者が対象。患者から取り出した免疫細胞のリンパ球に遺伝子操作を加え、がん細胞を見つけ攻撃する能力を高めた上で体内に戻す。

 FDAや米メディアによると、米国内で2015〜16年に、再発患者や他の治療法で効果がなかった患者63人を対象に行った臨床試験では、3カ月以内に52人の症状が改善した。11人は死亡した。治験には日本の医療機関も参加した。

 こうした治療法はキメラ抗原受容体T細胞(CAR−T)療法と呼ばれ、ノバルティスは「キムリア」と名付けた。1回の治療費は47万5千ドル(約5200万円)に設定された。

 米国では毎年、約3100人の20歳以下の小児や若者がこのタイプの白血病と診断されるという。

 CAR−T療法は、国内ではタカラバイオ(滋賀県)も再生医療製品としての早期承認を目指して臨床試験(治験)を行っている。

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