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大府市「認知症に理解ある街に」 全国初 推進条例制定へ

(2017年8月31日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

 愛知県大府市は30日、認知症の人が安心して暮らせる街を目指そうと、市の責務や役割をまとめた「認知症に対する不安のないまちづくり推進条例」を制定する方針を発表した。市によると、同様の条例は全国で初めてとみられる。市議会12月定例会に提案し、来年4月の施行を目指す。

 条例案では、市は認知症サポーターの養成や研修会を開催し、市民や事業者に認知症の正しい理解を深めてもらうことを明記。予防に効果があるとされるウオーキングなどの環境を整備し、生活習慣に関する助言や指導を実施。地域での見守り体制や相談環境を整え、患者家族の支援にも力を入れるとしている。

 大府市内には、国立長寿医療研究センターなどの認知症に関わる研究機関が集積しており、市はこれまでも各機関と連携して認知症予防に向けた健診や講座などを開いてきた。市によると、2007年に同市のJR共和駅構内で認知症の男性=当時(91)=が電車にはねられて死亡した事故から今年で10年になることも、条例制定の契機になった。

 岡村秀人市長は「これまでの認知症への施策や関係機関との連携を強め、市の取り組みを全国に発信したい」と話した。

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