つなごう医療 中日メディカルサイト

治療と仕事 両立後押し 富山労働局呼び掛け 県内14組織「推進チーム」発足

(2017年8月30日) 【北陸中日新聞】【朝刊】【富山】 この記事を印刷する
画像両立支援の取り組みを話し合う初会合の出席者=富山労働総合庁舎で

 がんなどの病気の治療と仕事の両立を促す「県地域両立支援推進チーム」が28日、発足した。経営者団体や労働者団体、医療や労務の専門組織など14の組織で構成。疾病リスクを抱える労働者が増える中、地域の実情に応じた取り組みを官民一体で進める。 (山本真士)

 県内では労働安全衛生法に基づく定期健康診断の有所見率が増加傾向にある。2016年は全国平均を2.6ポイント上回る56.2%だった。治療と仕事の両立の支援は、国の働き方改革実行計画でも掲げられ、富山労働局が関連団体に呼び掛けてチームを立ち上げた。

 富山市の富山労働総合庁舎で28日に開かれた初会合には、各組織の代表者が出席。富山労働局の細江裕行労働基準部長が「高齢化が進み、両立支援の必要性の高まりが予想される。効果的で確実な取り組みを進めたい」と呼び掛けた。富山独自に企業や患者向けの啓発リーフレットを年内に作る目標が決まった。

 チームは各組織間の情報共有や連携を中心的な活動として想定しており、個人や個別企業の情報を扱う場合を除き、会議を原則公開とする方針も了承された。

 県内では富山産業保健総合支援センターが医療ソーシャルワーカーらに促進員を委嘱して相談窓口を設けるなど、両立支援の取り組みは徐々に広がっている。

中日新聞広告局 病医院・薬局の求人