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〈中日病院だより〉(67) やわらかい食事 とろみ、見た目も工夫

(2017年9月5日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する
画像ゼリー状にした魚料理や煮物

 高齢の方は、かむ力やのみ込む力が弱くなり、食べたものが肺に入って、肺炎(誤嚥(ごえん)性肺炎)になるケースが多いです。

 予防が必要な入院患者さんの食事には、とろみをつけています。お茶や牛乳などの液体もとろみをつけた方がのみ込みやすいです。食事はのみ込む力がどれくらい弱っているかで、三段階でとろみの強さを分け、その方が一番のみ込みやすい食事を提供しています。

 とろみ食も難しい場合は、ミキサーにかけて、専用の粉でゼリーのように歯茎でつぶせる程度に固めます。食欲をわかせるには見た目も大事なので、抜き型を使ったり、焼き色をつけたりして、肉や魚、野菜っぽい形に成形して出しています。

 家庭では、唾液腺のマッサージや、舌を前後左右に動かす体操をしてから食事を始めると、むせにくいです。とろみが付く粉は、ドラッグストアでも販売しています。どれくらいの量が必要かはその人によるので、入院中や退院前に指導しています。(宮川えり子管理栄養士・談)

 中日病院 名古屋市中区丸の内3の12の3。(問)中日病院=052(961)2491

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