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問診票見て「こんなに治せるか」

ホンネ外来

(2017年9月12日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

 自営業で力仕事をしてきた母(76)が体の痛みがひどくなり、整形外科を受診しました。総合病院に勤務していた医師が先代から家業を継いだため訪ねてみたのです。痛い所を話すと、看護師が問診票に丸を記入しました。肩や背中など5カ所です。すると医師は見るなり「こんなに治せるか」とげんこつを机にたたきつけて言い放ちました。

 過去に受けた治療について聞かれ、母が説明すると「うちでも同じようなことしかできん」「昔の話は知らん」「主治医のところへ行け」。いたたまれなくなった母がリハビリを断ると受付の人は「お代はいいそうです。先生がそう言っています」と受け取りませんでした。

 母はしゃくり上げるように泣いていました。この一件から一人で病院へ行けなくなり、初診は私が付き添っています。別の整形外科では「一つずつ治していきましょう」と言われ、母も安心していました。たった一言が心に痛みを与えることも、また逆に痛みを和らげることもあることを医師には知ってほしいです。(愛知県=女性・54歳)

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