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皿やトング 消毒不十分か 総菜O157 前橋の販売店

(2017年9月15日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

 埼玉、群馬両県の系列総菜店のポテトサラダなどを食べた人が腸管出血性大腸菌O157に感染した集団食中毒で、死亡女児(3つ)が食べた総菜を販売していた前橋市の「でりしゃす六供店」では、大皿やトングの消毒が不十分だった疑いがあることが、市への取材で分かった。

 市によると、問題が発覚した8月下旬以降に実施した調査で、同店では、衛生管理などに関して運営会社から配られていたマニュアルが見当たらず、保管されていた塩素系消毒剤の使用期限は2012年だった。食材によって包丁やまな板を使い分けることもしていなかったとみられる。

 店は、客が各総菜を自分で取る量り売り方式で、トングが使い回されていた。運営会社フレッシュコーポレーション(群馬県太田市)は「2時間ごとにトングを交換するよう定めていた」と説明するが、前橋市の担当者は「定めは守られておらず、消毒が常時なされていたとは考えにくい」としている。

 一連の問題では、埼玉と群馬の「でりしゃす」系列店で販売された総菜を食べた22人がO157に感染。死亡女児の他には重症患者もいたが、いずれも回復傾向という。

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