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名古屋市が「ドクターカー」導入へ

(2017年9月16日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する

年度内に試行 医師が救急車で出動

医師出勤システムの概念図

 名古屋市は、けが人の早期治療のため、救出に時間がかかる事故現場に医師が救急車で出動する「ドクターカー」制度を導入する方針を示した。年度内の試験実施後、来年度中の本格実施を目指し、将来的には市内全域に広げたい考え。斎藤高央議員の質問に答えた。

 市によると、自治体全域での制度導入は全国初。昨年、市消防局の救急車は指令から病院到着までに平均32.5分かかったが、大幅に時間を短縮でき、救命率向上が期待される。経費抑制のため既存の救急車を使う。

 新制度では、119番を受けた市消防局が判断した上で登録医療機関に連絡。市防災指令センターの指示を受け、医療機関近くの救急車が医師を迎えに行き、現場へ向かう。昨年の実績から年間2、300件が対象になるとみられ、市は医療機関に協力を呼び掛ける。

 斎藤議員は「一人でも多くの命を救うことが喫緊の課題」とただすと、河村たかし市長は「究極の市民サービスで、至急実現させるべきだ」と述べた。

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