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乳がんをもっと知って

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(2017年9月19日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

 10月はピンクリボン運動月間です。米国で始まった乳がんに関する啓発活動で、ピンクリボンをシンボルとして掲げています。日本だけでなく、世界中で運動が行われます。

 乳がんは、乳房の中にある乳腺から発症するがんで、日本人女性がかかる確率が最も高いがんです。私が名古屋で乳がんの啓発活動を始めた2008年ごろは、日本人女性が乳がんになる確率は約20人に1人でしたが、ここ10年ほどで、約11人に1人になっています。

 ピンクリボン運動が全国で少しずつ浸透したことなどで、検診率も08年当時の約20%から、現在では約30%に増えています。それでも、他の先進国の約70〜80%と比べると非常に低く、乳がんで亡くなる女性は減っていません。

 乳がんにかかる年齢のピークは40代後半から50代前半ですが、比較的、若い世代でも発症するケースが多いのが特徴です。30代では年齢を重ねるごとに、乳がんになる人が増えています。

 30代、40代の女性は、子育てや仕事に一番、エネルギーを注いでいる時です。もし、今あなたが、もしくは大切なパートナーや仕事仲間が乳がんになったら…と想像してみてください。乳がんについて知ることが大切です。次回は、検診の方法や内容などをお話しします。 (産婦人科医・伊藤加奈子)

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