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うつ病の妹に医師が心ない言葉

ホンネ外来

(2017年9月26日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

 妹(57)は10年前に卵巣がんを発症し、手術は成功しましたが仕事しながらの検査や投薬が負担になり、うつ病にかかりました。同じ病院の精神科で入退院を繰り返し、そのたびに落ち込むため、近所の精神科へ転院。薬の種類が減って、少しずつ前向きになっていきました。

 ところがパートの仕事を始めると症状が悪化。慌てた私は、セカンドオピニオンを求めるため、主治医に紹介状を書いてもらい、以前の病院に妹を連れて行きました。診察したのは面識のない医師で「何しに来たの」。私が「ほかの方法や意見があれば聞かせてほしい」と話すと、「何ともない。入院できると思ったのかもしれないけど、できないよ」と言いました。心ない言葉に妹は泣いていました。

 紹介状を書いた主治医は「悪いことしたね。ここで治そう」と言ってくれました。妹は落ち着き、今は週5日パートに行っています。精神科を訪れる人は多くを望んでいるわけではありません。優しい言葉をかけてもらえるだけで十分効果はあるのです。(愛知県=女性・59歳)

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