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特定医療行為の看護師育成 八尾総合病院が研修先に

(2017年10月3日) 【北陸中日新聞】【朝刊】【富山】 この記事を印刷する

4人が受講 在宅介護に貢献期待

画像受講生4人を代表して意気込みを述べる井崎明子さん(左)=富山市八尾町の八尾総合病院で

 富山市八尾町の八尾総合病院を、特定の医療行為を行う看護師を育成する研修機関に国が指定した。県内では初めて。厚生労働省が定める38の特定行為のうち、脱水症状の患者への点滴などの処置をする行為の研修先として指定。4人が受講を希望し2日、開講式があった。1年の研修後、病院のほか在宅看護の現場で活躍が期待される。(山中正義)

 4人は同病院と病院に併設する「訪問看護ステーションまめなけ」の看護師。代表してあいさつした「まめなけ」の井崎明子さんは「在宅の現場では訪問看護の役割が大きく、医師がいないと医療行為をできないジレンマがある」と打ち明け「病院以外でも貢献できるようになりたい」と意気込みを述べた。

 研修は、同病院の医師7人が指導する。受講生は働きながら、来年9月までインターネットを活用した「eラーニング」の講義や実習を受ける。

 研修制度は、保健師助産師看護師法の一部改正を受けて一昨年10月にスタート。

 看護師は原則、医師の指示の下で医療行為を行うが、研修を修了すれば、医師が作った手順書に従って、特定の医療行為を行うことができ、患者への対応が効率的になる。

 八尾総合病院は、在宅医療でニーズが高い「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」の区分で申請し、8月に認められた。同月現在で29都道府県の54機関が研修機関に指定。北陸では石川県で5病院、福井県は1機関が研修先になっている。

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