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重傷女性死亡 司法解剖へ 高山の施設死傷 県警、傷害事件疑い

(2017年10月4日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

 岐阜県高山市桐生町4の介護老人保健施設「それいゆ」で今夏、入所していた男女5人が相次いで死傷した問題で、肋骨(ろっこつ)骨折などの重傷で入院した同市丹生川町の横山秀子さん(92)が3日、自宅で老衰のため死去した。岐阜県警特別捜査本部は同日、横山さんが重傷を負ったのは傷害事件の疑いがあるとして、遺体を司法解剖することを決めた。

 県警によると、それいゆでは7月末から、わずか半月の間に、いずれも入所者の男性(80)が窒息、女性(93)が脳挫傷、別の女性(87)は外傷性血気胸で相次いで死亡した。さらに横山さんと女性(93)がいずれも胸部に大けがを負ったとして入院した。県警は8月23日、容疑者と容疑を特定しないまま、高山署に特捜本部を設け、事件と事故の両面で捜査している。

 関係者などによると、巡回中の施設職員が8月15日午後、部屋にいた横山さんの胸にあざを見つけ、病院に救急搬送した。横山さんは肋骨骨折のほか、外傷性血気胸と診断され、そのまま入院した。約1カ月して退院後、別の介護施設に入所したが9月25日、体調を崩したため自宅で療養していた。

 横山さんの死去を受け、遺族は本紙の取材に「生きている間に真相が明らかになってほしかった。徹底して調べてほしい」と話した。

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