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抗がん剤の説明 あまりに事務的

ホンネ外来

(2017年10月17日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

 78歳の母が1年前に公立病院で大腸がん手術を受けました。進行性がんのため再発の可能性があることは告げられていました。手術後に抗がん剤を半年服用し、コンピューター断層撮影(CT)検査をしたところ肝臓への転移が分かりました。10カ所と数が多く、外科の主治医は検査当日、状況を伝えた後で「治る可能性はない。放置すれば余命は半年から1年」と言いました。そして「抗がん剤を使う場合は3種類ある。どれがいいということは言えない。説明書を読んで、この中から選んでください」と続けました。

 事務的な説明で、治療の結果に責任を負いたくないという気持ちが表れているように感じました。母も不信感を持ち、別の公立病院に転院しました。消化器内科の医師が主治医となり、抗がん剤を選ぶ際は「多くの患者さんがこれで改善している。私もこれが一番いいと思います」と自身の意見も含めて教えてくれました。その薬で治療を受けて半年、母の病状も改善しました。転院して本当に良かったです。(石川県=女性・55歳)

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