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手術ロボ訓練 国内初の認定

(2017年10月31日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

藤田保健大「ダビンチ」

画像認定書を手にする宇山教授(左)と白木教授=30日夜、愛知県豊明市の藤田保健衛生大で

 全国の医師らが内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」の基本操作を学ぶ藤田保健衛生大(愛知県豊明市)の訓練センターが、世界16カ所目、国内では初めてとなるトレーニング拠点「エピセンター」として米国の開発メーカーに認定された。上級者向けの技術指導などが可能となり、国内での導入促進や技術力向上が期待される。

 ダビンチは、腹部などにメスやカメラ付きのロボットアームを入れ、三次元画像を見ながら医師が遠隔操作で手術する。患者への負担が少ないため全国の病院で導入が進む一方、操作に熟練した医師や看護師の確保が課題となっている。

 藤田保健衛生大は2009年に導入し、国内トップクラスの約1800件の手術を実施してきた。12年にはダビンチの訓練センターを開設。900人以上の医師らが基本操作を学んだり、手術を見学したりした。

 現在、同様のセンターは国立病院機構東京医療センターなど東京都内の2カ所にあるが、開発メーカーの米インテュイティブ・サージカル社はこうした実績を評価し、今回、同大だけを認定した。

 今後、泌尿器科と消化器外科を対象に、一定の技術を習得した上級者向けコースを新設。国外の医師らの受け入れも検討する。指導は、手術支援ロボットの国際A級専門医の資格を持つ宇山一朗教授や白木良一教授が担当する。宇山教授は「小柄な日本人の手術には独自の細かいノウハウがある。教育により安全な普及につなげたい」と話した。

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