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心不全患者 1万人調査

(2017年11月1日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

循環器学会 治療法開発へ定義一新

 日本人の死因の大きな割合を占める心不全の予防や治療法開発に役立てるため、日本循環器学会などは31日、これまで分かりにくいとされてきた病気の定義を新たに作成し、1万人の患者を対象とした実態調査を始めると発表した。

 心臓病はがんに次ぐ死因の第2位。そのうち最も多いのが心不全だ。高血圧や心筋症などが原因で、全身に血液を送り出すポンプ機能が損なわれ、悪化と改善を繰り返しながら進行し、死に至る病気の総称として使われてきた。65歳以上で急増し推計患者数は100万人。高齢化に伴い患者数は増える見込みだ。

 「定義が分かりにくいため、病気について国民に知ってもらえない」との指摘があり、今回、学会は心不全の定義を「心臓が悪いため、息切れやむくみが起こり、生命を縮める病気」と定めた。

 調査は、日本医療研究開発機構の助成を受け11月1日から開始。2013年に全国約200の病院に入院した患者約1万人を対象に5〜7年間の状態を調べ、臨床情報をデータベース化。有効な治療法や医療の地域性を探る。

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