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県中病院 18年連続黒字

(2017年11月1日) 【北陸中日新聞】【朝刊】【石川】 この記事を印刷する

県議会決算特別委 患者増や経費減

 石川県議会決算特別委員会は31日、健康福祉部、観光戦略推進部などが所管する2016年度決算を審査した。県立中央病院(金沢市)の事業会計は診療報酬などの収益的収支の純利益が7億6900万円で、18年連続の黒字。入院、外来患者の増加に加え、全国の病院と薬などを共同で購入するなどして経費を抑えたことが黒字につながった。(蓮野亜耶)

 病院建設費や医療機器整備費などを計上する資本的収支は、支出が188億5300万円となり、収入は不足したが、収益的収支で補い、実質的には6億4400万円の黒字だった。収益的収支の収入総額は207億6300万円。医業収益が多くを占め、県の補助金などは7億2300万円だった。

 県立高松病院(かほく市)の収益的収支は収入総額が34億1900万円で、県の補助金などの繰り入れは1億1200万円。純利益は3億1800万円で19年連続の黒字だった。

 大規模な学会などの誘致に関する主催団体への助成制度について冨瀬永議員(未来石川)が質問。本年度から県も助成を始めたが、金沢、七尾市などですでに実施しており、「助成制度が確立している市町にさらに県費をつぎ込むのではなく、制度のないところに補助をしていく方がよいのではないか」とただした。

 棗(なつめ)左登志観光戦略推進部長は、学会などを受け入れるには宿泊施設がなければ困難であり、宿泊施設が少ない市町はそもそも制度を設けていないとした上で、「制度をつくる際には市町の状況などを確認し、調整してきた。助成額は法外な金額ではない」と答えた。 

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