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医師が現場へ 治療早く 笠松 松波総合病院に新拠点

(2017年11月3日) 【中日新聞】【朝刊】【岐阜】 この記事を印刷する
画像設置された「救急ワークステーション」で待機する医師と救急隊員=笠松町の松波総合病院で

 病院に救急隊員が待機し、医師とともに現場に向かう拠点「救急ワークステーション」が10月、笠松町の松波総合病院に設置された。医師が診察するまでの時間を大幅に短縮でき、担当する医師は「10分ぐらいは短くできるのではないか」と指摘。救命率の向上も期待できる。(水越直哉)

 救急ワークステーションは、病院と羽島郡広域連合消防本部が共同で運用する。救急搬送は通常、消防署に待機する救急車が患者の元へ向かい、搬送先の病院で医師が必要な処置を施す。

 ワークステーションには救急隊員3人と救急車1台が待機し、医師を乗せてそのまま現場に向かうため、より素早い治療が可能になる。

 担当する救急総合診療科の八十川雄図医師(43)は「いち早く医師の手で医療が提供できる上、必要な情報も病院にすぐに送れる。さらに救急隊員に直接指示ができるためスキルアップにもつながる」と利点を挙げた。

 ただ、救急救命士と医師の人員が限られるため、運用は月数回にとどまる見込み。本年度は試験運用の位置付けで、来年度から回数を増やすなど本格運用を目指す。

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