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若さ理由にがん見過ごされた

ホンネ外来

(2017年11月7日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

 29歳の時に首の真ん中に小豆粒ほどのできものができて鼻血が出るようになり、インターネットで調べると、同じ症状の人が上咽頭がんだったという記事がありました。総合病院の耳鼻咽喉科に行きましたが、医師は「若いのでがんの心配はない」と検査もせず、3カ月後に診察に来るよう言いました。

 しかし1カ月たつと、できものが大きくなり、鼻血の頻度も増えました。3つの病院に行きましたが「若い」を理由に詳しく診てもらえませんでした。県外の病院にも行き、できものを取る手術を受けた際、取った組織を医師が検査に回した結果、やはり上咽頭がんでした。

 ステージ3と進行しており、近くのリンパ節に転移していましたが、それ以上は広がらず、放射線と抗がん剤の治療で完治しました。医師の言葉をうのみにしていたら死んでいたかもしれません。小さな異変に気付くのは自分しかいないこと、いろいろな医師の意見を聞くことが大事だということを医療ミスの報道に接するたび、強く思います。 (三重県=女性・35歳)

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