つなごう医療 中日メディカルサイト

移植ドナー増やしたい

(2017年11月14日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する

大学や病院 NPO法人設立

画像伸び悩む臓器提供を増やす方策について意見交換したパネル討論=名古屋市千種区の今池ガスビルで

 伸び悩む臓器提供者(ドナー)を増やそうと、医学部を持つ県内4大学の学長や総合病院長らでつくるNPO法人「あいち臓器提供支援プログラム」(事務局・藤田保健衛生大)は12日、名古屋市千種区で設立記念市民フォーラムを開いた。ドナー数を増やす方策を話し合った。(稲田雅文)

 特別顧問に就いた大村秀章知事は、衆院議員時代に臓器移植法の成立と改正に尽力した経験を語り、「制度はつくったが、臓器提供数は増えていかない。多くの人に関心を持ってもらうことが大切で、県としても移植医療技術が進歩していることをアピールしていきたい」と述べた。

画像

 厚生労働省の井内努・移植医療対策推進室長は「国民の臓器提供に対する許容度は上がってきている。臓器提供病院や移植を実施する病院の体制が、臓器提供の増加に耐えうるかを危惧している。体制整備を進めていきたい」と語った。

 理事長に就いた絹川常郎・中京病院長は、かつて移植の先進県だった愛知でもドナー数が減ったことを示し、「原因を追究して改善点を明確にして、NPOで新たな取り組みを始めることが大切だ」と述べた。移植医や救急医、移植コーディネーター、学生らが参加したパネル討論もあった。

中日新聞広告局 病医院・薬局の求人