つなごう医療 中日メディカルサイト

〈中日病院だより〉(73) 膵臓がん(下) ほとんどが膵管で発生

(2017年11月14日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する
画像

 膵臓(すいぞう)がんは、初期には症状が出にくく、進行してくると、食欲不振や体重減少、上腹部や腰、背中の痛みなどが出てきます。

 がんは、膵臓を貫いて網の目のように走っている膵管という細長い管で発生することがほとんど。患者の右手側の膵頭部にできることが多いです。

 膵頭部には胆管が通っており、がんができると胆管が狭くなって胆汁の流れが悪くなり、皮膚や目が黄色くなる黄疸(おうだん)が出やすくなります。一方、胆管に直接影響しない膵体部や尾部にできるがんは、黄疸も出にくく、さらに発見が遅れる傾向にあります。

 健康診断では、血液検査の項目にある「アミラーゼ」値の上昇が目安となりますが、早期発見は期待できません。症状が出て病院にかかり、膵臓がんが疑われる場合、腹部の超音波検査やコンピューター断層撮影(CT)検査、磁気共鳴画像装置(MRI)を使った検査などをし、総合的に判断します。(中山善秀消化器内科部長・談)

 中日病院 名古屋市中区丸の内3の12の3。(問)中日病院=052(961)2491

中日新聞広告局 病医院・薬局の求人