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糖尿病通院者 初の減少

(2017年11月14日) 【北陸中日新聞】【朝刊】【富山】 この記事を印刷する

昨年の県内 県、啓発など対策に手応え

画像糖尿病の予防啓発のシンボルカラーに照らされる富山城=富山市で

 県内の糖尿病通院者数が昨年は5万人となり、1986年以来、初めて減少に転じていたことが分かった。今年発表された国の国民生活基礎調査に基づく結果で、前回調査があった2013年より2千人の減少。13日からは全国糖尿病週間(19日まで)が始まり、県健康課の担当者は「糖尿病は自覚症状がないのが大きな落とし穴。定期的に検診を受けて、自分の状態を知ってほしい」と予防を呼び掛けている。(山中正義)

 県はこれまで、糖尿病予備群の人らを対象に、食事や運動などの生活習慣を改善する健康合宿を開催するなどの対策を講じてきた。昨年度からは、生活習慣病を予防するための特定健診の受診者に、糖尿病と腎機能の検査結果を信号機の絵を使って分かりやすく示すリーフレットの配布も開始。担当者は「一概には言い切れない」としながらも、こうした対策にある程度の効果があったとみている。

 国の別の調査によると、糖尿病による県内の死亡者数は、15年は128人で前年より9人少なく、減少傾向が続く。ただ、人口10万人当たりは12.1人で、全国の10.6人を上回っており、県は引き続き対策が必要としている。

 県内では13日、糖尿病週間の開始と「世界糖尿病デー」(14日)に合わせて、富山市の富山城や富岩運河環水公園などが、予防啓発のシンボルカラーの青色にライトアップされた。糖尿病週間には、県内各地で講演会や健康相談会などのイベントが開かれる。 

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