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がん治療と仕事両立 後押し 名古屋で支援センター 病院に無料相談窓口

(2017年11月17日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する

 がん治療に伴う離職の予防に取り組む「愛知産業保健総合支援センター」(名古屋市中区)は16日、同市千種区の県がんセンター中央病院に、治療と仕事との両立について相談に乗る出張窓口を開設した。月2回、スムーズに復職するための相談を無料で受け付ける。(稲田雅文)

 近年はがん治療の進歩で、治療を受けながら働き続けることも可能になってきた。しかし、「元の仕事ができるか自信がない」と退職したり、復職しても周囲との人間関係がうまくいかず辞めてしまう人がいるという。

 支援センターは、厚生労働省所管の独立行政法人「労働者健康安全機構」が各都道府県に設けている。支援センターで治療と仕事をめぐる相談を受け付けているが、一般にあまり知られていないため、「より患者に近い場所で相談に乗れる体制にしよう」と病院での出張窓口を設けた。

 窓口では、治療の段階に応じて復職をする時期や、勤務先の就業規則で利用できる制度などの相談に乗る。また、復職時は社会保険労務士が勤務先に出向き、時短勤務などの調整も担う。従業員が、がん治療をしている事業所の相談も受ける。

 両立支援促進員の服部文さんは「治療をしながらの復職は、自分の病気をうまく職場に伝えることが大切。早まって退職してしまう前に相談してほしい」と呼び掛けている。

 毎月第1月曜日と第3木曜日の午後1時半〜4時半に開く。要予約。申し込みは同病院地域医療連携・相談支援センター=052(762)6111=へ。愛知産業保健総合支援センター=052(950)5375=でも随時、相談を受け付けている。

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