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〈中日病院だより〉(74) 禁煙したい?(1) 体内をめぐる有害物質

(2017年11月21日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する
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 禁煙時代が到来しています。欧米など海外ではたばこの価格は日本の倍ほどで、喫煙できる場所もごく一部に限られています。また、2020年の東京五輪は「たばこのないオリンピック」と言われているのでその対策が急務となっています。

 喫煙者は、ニコチンだけでなく一酸化炭素や発がん物質を体内にぐるぐる回しながら生活しているようなもの。ニコチン中毒だけでなく、全身の動脈硬化やさまざまながんの原因にもなります。

 影響は本人だけでなく周囲の人々にも及び、受動喫煙のために年間約1万5千人が亡くなっているとも。また、乳幼児突然死の原因の一つは親の喫煙とされています。

 さらに「サードハンドスモーク」といって、たばこを消した後の残留物から有害物質を吸入してしまう三次喫煙も問題視されています。喫煙室や服、髪についたたばこの臭いもそうで、有害物質によるアレルギーや呼吸器疾患だけでなく、全身の健康に悪影響を及ぼすことも分かってきました。

 私は5年前から「禁煙外来」を担当しているので、たばこと禁煙について全5回でご紹介します。(池田信男病院顧問・談)

 中日病院 名古屋市中区丸の内3の12の3。(問)中日病院=052(961)2491

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