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〈中日病院だより〉(76) 禁煙したい?(3) がん以外にも疾病リスク

(2017年12月5日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する
禁煙の主な健康被害

 たばこによる健康障害としては肺がんが有名ですが、ほかにもさまざまな疾患を起こします。

 大きく分類すると、発がん性、動脈硬化の進行、肺の慢性的な疾患であるCOPD(慢性閉塞(へいそく)性肺疾患)の悪化の3つです。また骨粗しょう症や歯周病、胃や十二指腸潰瘍の増加などがあります。

 がんでは、肺がん以外に、咽頭がん、喉頭がん、食道がん、胃がん、膵臓(すいぞう)がん、ぼうこうがんなどが喫煙と関係があることが明らかにされています。

 たばこに含まれるニコチンには強力な血管収縮作用や動脈硬化を促進する作用があるため、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心臓病、さらに脳梗塞や脳出血などの脳卒中を増加させるだけでなく、脚の動脈が細くなったり詰まったりする閉塞性動脈硬化症やバージャー病などの原因にもなります。

 まさにたばこはがんを含む全身のさまざまな疾患の原因となっているので、健康長寿のためにはぜひ禁煙することをおすすめします。(池田信男病院顧問・談)

 中日病院 名古屋市中区丸の内3の12の3。(問)中日病院=052(961)2491

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