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手術ミスを見つけて「不幸中の幸い」

ホンネ外来

(2017年12月12日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

 娘が総合病院で外科手術を受けました。4日後、エックス線検査で開腹したおなかの中にガーゼを1枚残したまま縫合していたことが分かり、再手術をするとの説明がありました。担当医のほかに、おそらく責任者として科の部長先生が同席したのですが、部長先生は「4日後に見つかったことは不幸中の幸いですよ。普通は5年後や10年後に何かの手術をした時に見つかるものです」と言いました。

 私が医療ミスかと尋ねると、2人は「そうです」と認めました。説明の中で謝罪の言葉はなく、娘が謝罪を要求すると初めて「申し訳ありませんでした」と頭を下げました。この日のうちに再手術が行われました。

 部長先生の「不幸中の幸い」との発言は今も許すことができません。仮にそうだとしても、それは患者側が言う話で病院側が言う話ではないと思います。再手術をしたために入院期間も延びましたが、部長先生はその後、顔を見せませんでした。病院にとっては大したできごとではなかったのでしょうか。(愛知県=女性・69歳)

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