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慢性的な鼻づまり 冬場にひどい

紙上診察室

(2017年12月26日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

Q 慢性的な鼻づまり 冬場にひどい

 鼻づまりが続いています。特に冬場になると強くなり、鼻をかんでも鼻汁はあまり出ずに、すっきりしません。受診が必要ですか?(男性・75歳)

A マスク着用し加温、加湿

 空気が冷たく乾燥する冬は鼻の粘膜が充血して空気の通りが悪くなり、鼻づまりが起こりやすくなります。冬に悪化する鼻づまりは、病気ではなく季節の変化に伴う鼻の生理的な反応による症状の可能性が高いと思われます。マスクをするとよいでしょう。吸った空気が温められ、加湿効果もあります。紙マスクにガーゼを挟んで使用すると加温、加湿効果が上がります。ぬれマスクも市販されています。

 冬の乾燥した空気は、鼻汁や粘液を固まりやすくし、鼻垢(びこう)(鼻かす、鼻くそ)をできやすくします。鼻垢が付きにくくなる軟こう(白色ワセリン)を塗ると少なくなります。市販されています。綿棒に少量付けて鼻の入り口に塗ってください。

 ただし鼻がまったく通らない、鼻汁がたくさん出る、においがわからない、鼻血が出る、発熱などの症状がある場合には、耳鼻科の受診が必要です。病気の可能性が高くなります。

 鼻づまりが起きやすい病気には、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎があります。慢性副鼻腔(びくう)炎(蓄のう症)は黄色の鼻汁、後鼻漏(鼻汁が鼻の奥からのどに流れる状態)、喀痰(かくたん)、頭痛などを伴います。鼻中隔彎曲(わんきょく)症は鼻の片方だけつまることが多いです。

 こうした病気は手術や治療で治すことができます。長い間悩んでいる方や症状が強い方は耳鼻科の受診をお勧めします。(聖路加国際病院耳鼻咽喉科部長)

画像柳 清さん

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