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〈中日病院だより〉(79)子宮頸がん(上) ワクチンで感染予防を

(2018年1月16日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記事を印刷する
子宮頸がん

 子宮の頸(けい)部(入り口)にできる子宮頸がんが、性行為の低年齢化により20〜30代で急激に増えています。

 子宮頸がんの発症に強く関係するヒトパピローマウイルス(HPV)は自然界のいたるところにいますが、性行為によって子宮の入り口に押し込まれ、80%の人が感染します。免疫力により大抵はいなくなりますが、がん化リスクの高い型のウイルスが居つくと、細胞に変異(異形成)が起きます。多くが自然治癒しますが、年単位でゆっくりと異常な細胞が増えていくと、がんとして発病します。

 子宮頸がんは、がんでは珍しく、発症の経緯がほぼ解明されており、予防もできます。ワクチンで高リスク型のウイルスの感染を予防するのです。接種は性行為前の若い年齢でしておくことが肝心で、対象年齢の女子は無料で接種できます。

 検診も非常に有効で、進行がんを防ぎ、死亡を減らす効果が証明されています。検診や治療について、次回、説明します。(貝田清隆婦人科部長・談)

 中日病院 名古屋市中区丸の内3の12の3。(問)中日病院=052(961)2491

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