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国立がんセンター「2割高く」 長期ストレス 中年男性がん危険

(2018年1月20日) 【中日新聞】【夕刊】【その他】 この記事を印刷する

 長期にわたりストレスが多いと感じている中年男性は、がんになるリスクが2割高くなるとの研究結果を、国立がん研究センターなどのチームが発表した。女性ではストレスとがんの関係はみられなかった。

 ストレスの多い男性は飲酒や喫煙量も多くなり、がんに結びついた可能性もあるが原因は特定できていない。がんセンターの津金昌一郎・社会と健康研究センター長は「いずれにせよ適切にストレスに対処することが大切だ」と話している。

 チームは40〜69歳の男女約8万人を対象に1990年代の研究参加時と5年後の2回、日ごろ感じるストレスが少ないか、普通か、多いかを尋ねた。さらに平均で13年間、健康状態を追跡した。

 追跡中に、約1万2千人ががんを発症。男性の場合、1回目、2回目ともストレスが「少ない」と答えた人に比べ、両方「多い」と答えた人は19%、がんのリスクが高まっていた。初めはストレスが多くなかったが、2回目に多くなっていた人は20%高まった。

 ストレスが多い人は特に肝臓がん、前立腺がんが多かった。大規模な研究でストレスとがんの関係を示したのは初という。結果は英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。

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