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ぎっくり腰 筋力保ち防ぐ

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(2018年1月23日) 【中日新聞】【朝刊】 この記事を印刷する

 寒い時期は、肩こりや腰痛の症状が悪くなる方が多いです。私も長年悩んできましたし、年始にぎっくり腰になってしまいました。一番の原因は外の気温が低くなるため、全身はもちろん、各所の筋肉の血行が悪くなることです。

 ぎっくり腰は正式には、急激に発症した腰痛を総称し、急性腰痛症といいます。実ははっきりとした症状は分かっていないといわれていますが、動けないほどの激痛があるうちはやはり安静が一番。患部が腫れていたり、熱を持っている場合は温めることや入浴は避けたほうがいいでしょう。

 安静と書きましたが、発症後、痛いからといって、長期間安静にすることは、逆に症状を長引かせてしまうようです。急性期を過ぎたら、できる限り、普段通りの生活を送ることが大事です。

 急性腰痛症の多くは1週間から長くても2週間程度で自然に回復していきますが、時間がたっても改善せず、下半身に痛みやしびれがある場合は、圧迫骨折や椎間板ヘルニアなどを発症している恐れがあります。自己判断を避け、整形外科を受診してください。

 ぎっくり腰を繰り返す方も一度受診し、原因の病気が隠れていないか、診察を受けた方がいいです。急性腰痛症の予防には、仕事や家事をする時の姿勢に気を付け、筋力や柔軟性を保つことが重要です。(産婦人科医・伊藤加奈子)

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